1. 英会話に関する悩み
グローバル化が進み、幼稚園や小学校から、英語学習が盛んにおこなわれるようなった昨今。
子供が英語を見て、親として話したくても話せない、今更どう勉強したらいいのか、という悩みを持つ親御さんも多いと思います。
もちろん、海外からの渡航者も多くなっており、英会話ができたほうがいいけど、なかなか・・・という方も多いと思います。
英語学習において、大人になってから学ぶ際にはさまざまな悩みが生じることがあります。その中でも特に重要な要素は、英会話に必要なことを絞ること、話す際に必要なスキル、文法と単語の理解、そして適切な発音です。
以下では、それぞれの要素がなぜ重要であるかについて説明します。
英会話の学び方を考える
まず、英会話における考え方は非常に重要です。英語を話す際には、自分の考えを的確かつ流暢に表現する必要があります。そのためには、英語で考える習慣を身につけることが不可欠です。日本語と英語の思考パターンは異なりますので、日常生活での経験や状況を英語で考える練習をすることで、スムーズなコミュニケーションを実現することができます。
次に、話す際に必要なスキルが重要です。英会話では、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの四つのスキルが必要ですが、特に話すスキルの向上は重要です。
言語という意味では、日本語も同じです。
自分が話せることは理解できても、話せないことは意味が分からないこともあると思います。例えば、日本中にはいくつも方言がありますが、初めて聞く言葉は理解できないことも多々あると思います。あるいは、全く知らない分野のことを説明されたときに、何を言ってるのかわからないということもあると思います。
話せることは、理解することにつながり、英語学習においても同様に、話せれば聞くことができるようになっていくため、話すということを鍛えることは非常に重要です。自信を持って話すためには、積極的に会話の機会を増やし、日常会話やディスカッションなどを通じて実践することが重要です。また、相手の話に注意を払い、適切なタイミングで発言することも大切です。
文法と単語と
文法と単語の理解も英会話において欠かせません。正確な文法を使い、適切な単語を選ぶことで、自分の意図を明確に伝えることができます。文法の学習は、基本的な文型や時制の理解から始め、徐々に複雑な文法ルールを学んでいくことが必要です。また、豊富な単語を覚えることも重要です。単語力があることで、表現の幅が広がり、自分の意見や感情を正確に伝えることができます。
伝えるための発音
最後に、適切な発音が重要です。英語は発音が重要な言語であり、正しい発音をすることで相手に伝わりやすくなります。発音を改善するためには、ネイティブスピーカーの模倣や音声教材の活用などが有効です。また、リスニングのトレーニングを通じて、自分の発音とネイティブスピーカーの発音の違いに気づくことも重要です。
じゃあ一体どうしていくべきか。
知るべきことは、知る必要がありますが、単語、文法、発音、会話、そのすべてを自分で勉強できるようになる学習方法をまとめていきます。
2. 英会話には結局何が必要なの?
日本語で会話をするとき、どうしていますか?
話すときには、無意識に以下のことをやっていると思います。
- 考える
- こういうこと言おう
- あの時、ああいうことしたよね
- 話す
- イメージが音として思い浮かぶ
- 文が組み立てられる
- 発音ができる
- 考える
- ・・・・
これは例えば、分からないことを思い出して話そうとするとき、「あの名前何だったっけ?」ということがあると思いますが、この時、皆さんの頭は、イメージがあるけど名前が分からない状態だと思います。
思い出したら、イメージと音がつながって口から出ますよね。日本語を話すときに平仮名や漢字は浮かばないと思います。これは、どの言語でも同じです。
映像が来て、音が来て、組み合わさって、それが外に出る。
具体的には何が必要なの?
英語を話すときに、考えて、話す、この繰り返しです。日本語と最も大きな違いは、考える際、主語と動詞を最初に考えることです。日本人として教育を受けていれば、この思考法を知っているはずです。
それは何か?
その方法とは、倒置法です。
まずは、考えましょう、日本語でも、動詞を先に出して、そのあとに内容をつけることを。
英語を考えて話す上で、必要なイメージをまとめてみました。
- 英語を話す
- 考える
- 主語動詞イメージ力
- 主語:中心は?
- 人や物の単語であったり、節や文を主体に置くことも。
- 主語が主体として動作
- 主語が感知するもの:知覚動詞
- see, look at, watch, hear, listen to, smell, feel, taste
- 主語が自身で行動するもの:自動詞
- go, come, cry, walk, …
- 主語が別の人に作用
- 主語が別の人に依頼:使役動詞
- make , have, let
- 主語の他に別の人が必要でその人に対して働きかける:他動詞
- 間接的に影響力を及ぼす
- play, study, like, …
- 具体的な人を対象にして影響を及ぼす
- give, pay, pass, send, …
- 間接的に影響力を及ぼす
- 主語の様子
- 主語の状態を示す
- be, look, seem, …
- 主語が変化
- become, turn, grow, …
- 主語が感知させるもの
- smell, feel, taste, ..
- 主語の状態を示す
- 主語が客観的な様子を表現
- 対象の様子を客観的に表現
- find, make, keep, …
- 対象の様子を客観的に表現
- 主語が別の人に依頼:使役動詞
- 主語が感知するもの:知覚動詞
- 発音する
- 文章としての発音
- 考えると同時並行
- 考える
会話においては、基本的に主語は1人称である”私”あるいは人であることが多くなります。このため、人がどう思うかという観点から、文を構成するのが妥当です。
日本語の特性上、動詞は分の最後に来ますが、英語では主語の直後に動詞が来るため、動詞から考える、ということを常に意識しておく必要があります。
考える際に、日本人の思考パターンでは、動詞が浮かばず、動詞が浮かばないと、文の構成が取れません。そして、動詞だけ、出たとしても、結局後ろにつながる文がでなければ会話として発声できません。
まずは、文法を理解し、動詞を使って配置する単語を一緒に覚える順番がスムーズです。
3. 基本的な英文法と単語を覚える
英文法
文法は、無数にある単語とは異なり、定型で使えます。
ただし、文型を覚えても使えないので、動詞を起点にパターンを覚えることが重要です。
以下詳しくページにまとめていきます。
単語
単語は、結局必要なものは必要です。というのは、ある一定の分野を話すときには、その分野の言葉を知っている必要があります。それは日本語も同じです。
単語は、単語イメージを音と一緒に覚えていきます。
皆さんは、NGSLを聞いたことがありますでしょうか。
NGSLは、約2800語の単語をリストアップしており、これらの単語は英語のコミュニケーションにおいて非常に頻繁に使用されるとされています。このリストには、基本的な名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞などが含まれており、学習者が一般的な日常会話や文書を理解するために必要な語彙をカバーしています。
この単語リストは、日常会話で使用される単語の92%をカバーしており、TOEICやビジネス英語でも重要な位置づけにあります。まずはこの2800語をつかむことを目指し、そこから英文を構築する癖をつけていくのが、基礎的な道になります。
がんばっていきましょう!
単語ページにある単語をクリックするとGoogle翻訳に飛ぶので音声確認します。この時出ている訳語は、本文中と異なるかもしれませんが、まずは本文に記載の意味で理解した後、イメージを掴むためにGoogleの画像検索に飛ぶのでイメージを確認します。それを指定単語に紐づけて覚えます。順番は以下の手順です。
- 発音確認
- 意味確認
- イメージ確認
- イメージと単語と紐づけ
会話に使えるレベルにするために、必要な内容を盛り込みながら単語を覚えていくと同時に話せるようにしていこうと思います。
以下は各単語帳へのリンクです。
単語帳リンク
記憶の定着を推進する方法も一緒にどうぞ