この記事では、親がスマホを使わずに子供と楽しく遊ぶ方法や、使っていても子供にゲームをやっているとは思わせない遊び方を紹介します。
現代社会では、多くの子供たちがスマートフォンやタブレットで動画を見る時間が増えています。
これによる問題として、運動不足やコミュニケーション能力の低下が指摘されています。
現代の子育てにおいて、子供たちが動画を見すぎてしまうことは、多くの親が悩んでいる問題の一つです。
そして、スマホを見る時間が長いほど、子どもの学力が低下していると研究結果もあるほどです。
子どもの成長を考えるのであれば、ぜひこの記事の内容を考えてみてください!
スマホを見すぎると何が問題?
スマホを見すぎると、問題って言うけど、実際何が問題なのだろう、今の時代テクノロジーを利用しないと取り残されてしまう、そんな意見もあると思います。
もちろん、まったく利用しないで子育てしましょう、というのは、今の時代無理な話だし、非効率的です。
なので、うまく使いどころをわきまえることで、子供への悪い影響を軽減し、良い影響を与えることが重要です。
では、スマホを見すぎる問題について考えていきます。
スマホを長時間見ると子どもの学力は低くなる?
テレビやスマートフォンなど、様々なメディアが身近になったことで、子供たちは簡単に動画を見ることができ、それに夢中になってしまうことがあります。
しかし、過剰な動画の視聴は、子供たちの発達に悪影響を与えることが知られています。
iPhoneを作ったアップルのスティーブ・ジョブズ氏や、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏も子育てはローテク主義であったことが知られています。
ではなぜ子供がスマホを見るようになるのでしょうか?
子どもがスマホを見るのは、親がスマホに時間を使っているから
親が見てしまっている
子供が動画を見すぎてしまう悩みを持つ親御さんは、実は自分がスマホを見ていることが多いのです。
自分が見ていたら、子どもも見たくなりますよね。
でもインスタをチェックしたかったり、ゲームがやりたかったり、やりたいことはいくらでもあります。
ぐずりだしたら動画を見せてしまう
子どもがぐずったりすると、動画を見せて泣き止むようにさせることもあるかもしれません。
その場では泣きやませることはできるかもしれませんが、子どもとの対話の機会をなくし、子どもの視力への悪影響も増えることになります。
手が離せないときに渡してしまう
自分の時間を持ちたかったり、忙しくて少し時間を作りたい時なども、少しの時間であればいいかと思って見せてしまうかもしれません。
子どもが見ている間は、少なくともその時間を短くするようにして、子どもに気づかれないようにうまく使ってください。
どうしても、手放せない場合、常に子どもの写真を見せられるようにしておいてください。
子供に聞かれたら、写真を見せて、どれがいいか選んでいたんだよ、と伝えます。
あくまで一時的ですが、写真を見ている=自分を見ている、というように印象が与えられれば、ひとまずは成功です。
ですが、一番は、スマホを使わずに子どもと遊んで、自分もリフレッシュできる、そんな環境が望ましいです。
スマホを使わずに子供と遊ぶ方法には何がある?
自然の中でのアクティビティを楽しむ
自然の中での活動は子供の創造力と身体能力を養う最適な方法です。以下のアイデアを参考にしてください。
公園でのピクニック
近くの公園にピクニックセットを持って出かけ、子供たちに外で自由に遊ばせましょう。フリスビーを持参したり、サッカーボールで遊んだりすることで、自然と体を動かす楽しみを教えることができます。
川辺での石投げ (周りの迷惑にならないように)
川辺に行くことで水辺の生態系を観察し、石を投げるシンプルな遊びを通じて、物理的な原理(例えば、水面での波紋の広がり方)を楽しみながら学べます。
林間での探検
林間を探検する際には、子供たちに周囲の植物や昆虫を調べさせ、自然に対する好奇心を刺激しましょう。採取した葉や花でスクラップブックを作るのも良いでしょう。
手作り工作
手作りの工作は、家で簡単にできる創造的な遊びです。以下のプロジェクトを試してみてください。
紙飛行機やオリガミ
紙飛行機の折り方を学び、どのデザインが一番遠くまで飛ぶか実験してみましょう。
オリガミでは、簡単な動物や花を作ることから始め、段階的に複雑な形に挑戦してみてください。
自家製のスライム作り
安全な材料(洗濯のり、食用色素、重曹など)を使用してスライムを作ることで、化学反応の基本を教えることができます。
色やキラキラする物を加えると、子供たちはさらに興奮するでしょう。
箱やトイレットペーパーの芯を使った創造的な工作
不要になった箱やトイレットペーパーの芯を利用して、お城やロボット、車などを作ることで、リサイクルの重要性と創造力を同時に養うことができます。
家庭内での楽しいゲーム
家の中でも多くの遊びを楽しむことができます。子供の興味や年齢に合わせて以下のようなゲームを導入しましょう。
宝探しゲーム
家の中に隠された「宝物」を見つけるヒントを作り、子供たちに探させます。このゲームは、謎解きや推理能力を養うのに役立ちます。
ボードゲームやカードゲーム
家族全員で楽しめるボードゲームやカードゲームを選び、ルールを学びながら戦略的思考や数の概念を教える良い機会になります。
シャドープレイ
ランプを使って壁に影を作り、影絵を作る遊びです。手や色々な物を使って様々な形を作り出し、創造的な表現を促します。
これらの活動は、子供たちにとって刺激的で教育的なものであり、親子の絆を深めるのにも最適です。
次に、スマホを使いながらでも子供との交流を深める方法を紹介します。
スマホを使いながら子供と遊ぶ方法?自分のことをやっていると思わせないように
教育的なアプリを利用
スマートフォンやタブレットを使っても教育的な活動を行うことは可能です。
以下のようなアプリがおすすめです。
数学や言語学習を助けるアプリ
「Khan Academy Kids」や「Todo Math」のようなアプリを使用して、遊び感覚で数学や言語のスキルを伸ばすことができます。
これらのアプリは、ゲームの形をしていますが、教育的な内容が豊富です。
自然科学を楽しく学べるゲーム
「NASA」や「National Geographic Kids」のようなアプリでは、自然や宇宙についての知識を楽しみながら学べます。
これらは子供の科学的好奇心を刺激するのに役立ちます。
美術や音楽に触れるクリエイティブなアプリ
「Toca Boca」や「GarageBand」などのアプリを使用して、美術や音楽の基本を楽しみながら学べます。
子供たちが自分でアート作品を作ったり、音楽を作曲したりすることが可能です。
ストーリーテリングと組み合わせ
物語を通じて教育する方法です。
スマホで写真や動画を撮りながら、それを使って物語を創る
子供たちと一緒に周囲の環境を探索し、写真や短いビデオクリップを撮影して、その日の冒険についての物語を創ります。
これは、言語能力と創造力を育てるのに役立ちます。
既存の物語に基づいたスマホのアプリゲームで遊ぶ
童話や伝説に基づいたパズルゲームやアドベンチャーゲームを通じて、読解力や問題解決能力を高めることができます。
例えば、「Disney Story Realms」では、有名なディズニーの物語を基にした教育的な活動が楽しめます。
親子でのコンテンツ作成
創造的な共同作業を行います。
動画編集や写真加工を通じての共同プロジェクト
家族でのイベントや日常の楽しい瞬間を録画し、それを使って動画を編集するプロジェクトを行います。
この活動を通じて、子供たちはデジタルメディアの基本的なスキルを身につけることができます。
簡単なアニメーション作りやビデオ日記
スマホの簡易アニメーションツールを使って、自分たちの手描きの絵からアニメーションを作ることができます。
また、日々の出来事を記録するビデオ日記をつけることで、表現力や記録の重要性を学べます。
最後に伝えたいこと
スマートフォンは便利なツールですが、子供との時間を大切にするためには、その使い方を工夫することが重要です。
上記の方法を試すことで、子供の発達に有益な時間を提供しつつ、親子の絆を深めることができます。
スマホ問題に対する意識を高め、健全な子育てを目指しましょう。