「英語、勉強してるのに全然話せるようにならない…」
そんな風にモヤモヤしていませんか?
大丈夫。実はそれ、ちゃんと“段階”を踏めば、誰でも超えていけるんです。
今日は、英語スピーキングができない原因を5つのステージに分けて解説し、それぞれの突破法までまるっとお伝えします。
「これ、私のことだ!」と気づいたその瞬間から、英語学習の歯車が動き出しますよ。
例えば、、、
- 聞き取れない
- 何を答えたらいいかわからない
- 言葉が口から出てこない
- 話が短く終わってしまう
これらは「自分の努力不足」ではありません。
今のあなたが「どの段階=フェーズ」にいるのかを正しく理解し、そこに合った練習をすることで、英語は確実に話せるようになります。
この記事では、英語スピーキングを5つのフェーズに分けて、その課題と突破方法を丁寧に解説していきます!
【ステージ0】自分が「どの段階」にいるかを知らない
実はここが一番もったいないフェーズ。
英語ができない…と思っても、「何ができないのか」があいまいなままでは、努力が空回りしがち。
✔ あなたは今どの段階?
- 聞き取れない
- 発音できない
- 文章が組み立てられない
- 自己紹介ができない
- 会話が続かない
このように段階を明確にすれば、「何を練習すればいいか」が見えてきます。
【ステージ1】聞き取れない:まずは“音の変化”に気づくこと
英語の勉強をあまりしていなかったり、久しぶりに勉強しようとすると、英語が聞こえないのは、知らない単語が多いというのもありますが、実は知っていても分からないことがあります。
これは、知っている単語が別の音に聞こえるからなんです。
例えば、、、
- “What are you doing?” → 「ワラユドゥイン?」
- “Do you want to〜?” → 「ドュワナ〜?」
こうした音声変化(リエゾンや連結音)に慣れるためには、
🎧 シャドーイングが効果的!
自分が言えることは、きちんと聞こえるようになることが分かっています。
すなわち、シャドーイングで耳と口を鍛えることで、これまで聞こえなかった音が聞こえるようになっていきます!
具体的に説明します!
英語の音・音声変化に慣れる
英語には、リエゾン(音の連結)、脱落(音が消える)など、日本語にない音の変化があります。
具体的に何をすればいいかというと以下です!
- シャドーイングで音に慣れる
- 発音の際に想定した発音と違う発音があることを認識する
- 発音しながらリズムと抑揚をつかむ
練習をするにしても、何を一番最初に聞こえるようになるべきか、考えたことはありますか?
まずは、相手が聞いてくることを理解することから始まります。
なので、疑問文を練習することで、理解するとともに、自分でも聞けるようになります!
疑問文を発音練習する
聞き取る力は「自分で言えるようになる」ことで大きくアップします。
例えば何を練習すればいいかというと、
- Do you speak English?
- What time is it now?
- Why did you go there?
などです。
何を練習すべきかというと、例えば、生成AIに以下のスクリプトを使って、例文を出してもらい、音声モードで先生になってもらうと、効果的に練習できます!
練習してみると分かるかもしれませんが、いきなりやるとハードルが高い方は、基礎的なところを復習しておく必要があります。
でも簡単です!
本当の基礎部分を理解しよう
学校で行う基礎というと、文型を思い出すかもしれません。
文型自体は、実はいくつかある動詞をまとめて、どう使うかを日本人が考えたものなので、そこが本質的ではないと思っています。
では何が重要かというと、文型に意識をとられてしまうのではなく、動詞がどう使われるかを重点的に理解することが、日本人が英語を学ぶ一つの壁となっています。
なぜかというと、日本語は、動詞が言葉の最後に来ていて、動詞を省略しても言葉が通じてしまう言語です。
言おうとしていることを、他の言葉から推測できてしまうんですよね。
英語は、誰がどうするというのを、明確に意識が必要な言語です。
このため、動詞をきちんと意識することが一つの重要なポイントになります!
簡単にまとめてみたいと思います。
本当にまずはこれだけです。
項目 | 例えば |
---|---|
品詞を理解する | 名詞、動詞、形容詞、形容動詞、接続詞・・・ |
主語と動詞 | I am / You go / He runs など |
動詞の変化(時制) | am, was, will be, do, did, done, doing, will do など |
冠詞と複数形 | a, the, s など |
助動詞の役割り | can, may, will, could, would など |
疑問文の作り方 | Do you〜? / Will you〜? |
詳しい説明は以下のリンクから確認してみてください。
いったんここまでまとめますね。
フェーズ1を超えるには、基本的な事項を頭においた上で
- 英語の音声・音声変化に慣れる
- 自分で発音することで認知する
- 疑問文を発声練習する
- 自分で疑問文を口に出して理解
をできるようにしていきましょう!
質問は理解できるようになったら、答えられるようになりたいですよね!
【ステージ2】質問は理解できたけど、何を答えればいいかわからない
音が少し聞き取れるようになると、分かる感覚ができてきます。
でも、口から出ないんですよね、言いたいことが。
こんな経験ありますか?
「質問の意味はわかるけど、返せない」
実は、これは英語の問題ではなく、日本語でも考えていないことを聞かれたら、すぐには出てこないと思います。
それが英語になると、さらに混乱してしまうということはよくあります。
なので、これは前もって考えておく必要があります!
ここでは、よく聞かれることの代表格を押さえておきましょう!
事前に「自分のこと」を考えておく
少なくとも準備すべきは、下記になります。
- 自己紹介
- 趣味・週末の過ごし方
- 仕事や学生生活
自分のことは、分かりますよね!
なので、自分の説明を、一度英語にしておくといいと思います。
ChatGPTに、自分の自己紹介文を入れて、”自然な英語にしてください”と入れれば、ネイティブの英語にしてくれます。
とはいえ、実際の会話になると、考えて話すとタイムラグが発生します。
そこで、時間を稼ぐフレーズも覚えておくと便利です。
考える時間を稼ぐフレーズを使う
- 考えて離せそうなら
- Let me see…(少し考えさせて)
- 考えてダメそうなら
- I’m not sure how to say it…(どう言えばいいか迷っています)
まずは、日本語ですぐわかりそうなことから始めるのが、ベストだと思いますので、ぜひ自己紹介から始めてみませんか?
自分のことが話せるようになると、次はいろいろな場面で話せるようになるといいですよね。
【ステージ3】答えたいけど英語が出てこない
特定のシチュエーションで話せるようになっても、慣れていない場面や、ちょっとした会話の時に、英語が出てこないということは、まだまだあります。
例えば、、、
単語は出てくるし、日本語でもまとまるけど、文が瞬時に作れない
ここも使える言葉を増やしていく必要があります。
では何が有効でしょうか?
基本動詞をまずは把握
まずは日常で使う動詞を本当の意味で使えるようになる必要があります。
ジャンル別によく使う動詞を載せていきます。
行動 | 動詞例 |
---|---|
一般動作 | do, go, make, take, get |
会話 | say, tell, ask, speak |
思考 | think, know, understand |
感情 | like, love, enjoy, hate |
これらの動詞がすっと口から出るレベルまで、何度も反復する必要があります。
S + V + X の型でスピーキング練習
動詞を習得するのにスピーキング練習で、口を慣れさせていくことで、使えるようになっていきます。
例えば、、、
以下の英語表現がすぐに出てきますか?
「彼にそれを頼みました」
以下のようなフレーズが考えられますよね!
- ask :I asked him for it.
- tell :I told him to do it.
- speak :I spoke to him about it. (それについて話した)
- discuss :I discussed it with him. (それについて話し合った)
動詞を使えるようにする際に、付属する言葉も一緒に覚えてしまうのが得策です。
ではどう覚えていくかですが、、、
リピーティング練習へ
話したい文を一度見ただけでは、覚えられませんよね。
そして、どういう手法で覚えるのが効果的かもあります。
私の経験してきた練習法でやはり一番だったのは、オーバーラッピングによる音声認知、シャドーイングによる短期記憶への記憶付け、そして、リピーティングによる長期記憶への定着です。
参考にそれぞれの方法を解説していますので、ぜひ試してみてください。
やり方はわかっても、どこまでやるかはなかなかわからないと思いますが、まずはスクリプトを見ずに「音まね」できるようにすることです。
そして、ChatGPTとの会話で、使ってみるというのがいいと思います。
ここまで来ると、結構回答はすぐ出るのではないかと思いますが、実は、単発では返せるけど、なかなか長く話せないというのがあると思います。
そこが次のポイントです!
【ステージ4】話せるけど、短く終わってしまう
短文では英語を作れるようになっても、きちんと説明しようと長い文を話そうとすると途切れてしまう、ということはありませんか?
その場合に、意識するポイントを解説していきたいと思います。
PREP構成を意識する
英語のプレゼンや試験スピーキングでも頻出の構成ですが、特に英語圏で、結論を先に話すというのは聞いたことがあるかもしれません。
PREP法は以下の通りです。
- Point(結論)
- Reason(理由)
- Example(例)
- Point(再主張)
例えばの例を書いておきますので、参考にしてください。
例:
I like working from home.
Because it saves commuting time.
For example, I can spend more time with my family.
So I think remote work is great.
お気づきかもしれませんが、話の流れをつけるには、接続詞でつないでいくことが重要です。
とはいえ、毎回PREPである必要はないはずですので、ポイントを載せておきます。
- Point(ポイント)→Reason(理由)
- 接続の際に使う Because, Since, As, Due to ‥
- Point(ポイント)→Example(例)
- 例を挙げる際に使う For example, Such as, Let’s say‥
少しの例ですが、話をつなげる流れを意識して、文をつなげていきましょう!
接続表現で文をつなぐ
その他にも、説明を補足したり、逆説的に述べたりする際にも、接続詞が出てきますよね!
簡単な例を載せておきますので、ぜひ使ってみてください。
- 時間の流れ
- Then / After that / Next
- 逆の意見
- However / But / Though
- 追加の情報
- Also / In addition / Additionally
長く話すには…
構成を考える余裕が必要です。
言葉を考えずに言えることを増やしつつ、つなげて話す練習が必要ですね!
【ステージ5】会話が自然に続くようになったら?
もうここまで来たら自分の思うとおりに、テーマを決めて練習していくか、積極的に英語を話す場に出ていくことが重要です。
以下を参考にテーマを決めて学習を継続していくことでさらなる高みに近づきます!
- 自分の弱点を意識して改善
- 新たなテーマで話す(時事・価値観・ビジネスなど)
- 会話のゴールを設定し、自学習を継続
ステージ別・学習強化ポイントまとめ
ステージ | 学習の重点ポイント |
---|---|
ステージ1 | 英語の音を「認識する力」+疑問文を自分で発声する |
ステージ2 | 自分の話を日本語でも整理+考える余裕を作る言い回し |
ステージ3 | 動詞を「文」で覚える+S+V+X型で即答練習 |
ステージ4 | PREPで構成力UP+接続語で「続けて話す力」を養う |
ステージ5 | 自分で目標を立てて、継続的に「テーマ別会話力」を強化 |
日々できるミニトレーニング(すべてのステップで共通)
以下も参考に学習を続けていきましょう!
- 質問を「聞いて復唱」する(聞き取り+発声)
- 質問に「自分の言葉」で答えてみる(即答力)
- 基本動詞の例文を口に出す(文で覚える)
- S+V+X型で1文をすぐ言えるかチャレンジ
- 接続詞を使って2文・3文へつなぐ練習
まとめ|「話せない」を脱出する近道は、“今の自分”を知ること
「やみくもに英語を勉強しない」ことが大切です。
英語を話せるようになるには、「正しい順番」と「フェーズごとの対策」が必要です。
あなたのスピーキングの悩みも、「今どこにいるか?」を明確にするだけで、次に何をすればいいかが見えてきます。
✅ この記事を読んで、「なるほど!」と思った方へ
まずは【自分のフェーズ】をチェックし、「自分に必要な練習」を今日から1つ始めてみましょう。
💡この記事をブックマークして、次のフェーズに進むたびに見直すのもおすすめです!