考えてみてください！
日本語も、基本的な文法を知らないで話すということは、幼児が話すことと変わりません。だから最低限の文法を理解して、会話する必要があります。
しかし、母国語でない英語を話すのに、ネイティブでない限り、自然と覚えるのはかなりの時間を要します。
皆さん、こんな悩みありませんか？
・覚えるのが苦手
・長く続かない
・覚えられるけど簡単なものだけ
では、苦手な人や続けられない人はずっとできないままでしょうか。
それは違います。
みんな初めてのことは試行錯誤して、うまくいかなければあきらめてしまうものです。そしてそれは、漠然と英語で話せるようになりたいと考えている人が多いようです。そうなると、最初から全て完璧に覚えて話そうとしてしまい、挫折することが多くなってしまいます。かくいう著者も一度は挫折した経験があります。
英語に集中できれば良いのですが、他にもやることはいっぱい。
だから、英語の文法学習で、できるだけ最小限の努力で最大の効果を狙うようにどうしたらよいかと考えた先に到達したのが、「キク英文法」でした。
筆者が考える特筆すべきキク英文法の特徴は、以下です。
必要とされている英文法のおよそ95%が載っており、受験生に限らず、社会人にも最適！
見開き左側に例文、右側に解説が書いてあるので、効率よく英作文の練習ができる！
基礎的な文法に加え、動詞の使い方など末尾の表が充実している！
この記事では、基礎的な英文法を網羅した「キク英文法」を利用して、素早く英文法の足固めをする方法を解説します。
1. 英語を話すための文法学習に必要なキク英文法とは？
キク英文法とは？
キク英文法は2007年に出版された英文法学習用のテキストで、様々な方がおすすめできる文法参考書として紹介されており、以下の特徴があります。
- 主要な100校の大学入試問題・センター試験（現大学入学共通テスト）の過去に出題された問題や、書き言葉・話し言葉のデータの「コーパス」を分析したものを元に編集されている！
- 必要とされている英文法のおよそ95%が載っており、受験生に限らず、再度学ぼうと思っている社会人にも最適な内容！
- 見開き左側に例文、右側に解説が書いてあるレイアウトになっており、効率よく英作文の練習ができる！
キク英文法は、他の文法書に比べて、内容量は少ないものの、文法の網羅率が高く、本当に必要な内容を何度も学習できるように設計されていることが、よく利用されている理由だと筆者は考えています。
文法学習に役立つキク英文法のメリット・デメリット
キク英文法で学ぶ目的は、より効率的に基礎的な文法とイメージを持つことです。
キク英文法の大きなメリットとなる特徴は、その内容量の少なさに対する網羅率の高さです。
内容が充実した参考書は確かに親切で、必要な内容を網羅していると思いますが、その多すぎる内容に対してモチベーションが続かず、「やろうと思ったけど、長すぎて途中で辞めてしまった」という声もよく聞かれます。
一方で、デメリットとなる特徴は、同様にその内容量の少なさかもしれません。
学習が進んでくると、どうしても詳細な内容が知りたくなってきます。その場合、キク英文法に記載の内容では不十分になる可能性があります。しかしながら、そこまで理解が進んできたのなら、詳しい文法書に進むこともできるし、基礎的な内容をベースに、英単語を増やしていくこともできます。
以上のように、詳しく勉強していく前段階として、基礎的な内容の学習に最適なのがキク英文法になりますので、状況に合致するのであれば、最も価値のあるテキストになること間違いなしです。
2. キク英文法の効果的な使い方｜おススメの3ステップ
キク英文法を効果的に使う3ステップとは
『キク英文法』は、基本的に左側に例文と重要単語、右側に文法の解説が書いてあります。
おススメの進め方は以下の3ステップになります。
- 自分の理解度を確認するため、何回かに分けても良いので最後まで読む。
その際、左側、右側の順に確認し、理解できていればすぐ次に、理解ができていない場合、解説を何度か読み直す。 - 各項目の例を、自分のことになるよう置き換えた文を作りながら、再度最後まで読む。
置き換えは、主語の変更や身近なもののように簡単で良い。必要に応じてメモや文章を書いておく。 - 自分のことに置き換えた文を思い出しながら、再度最後まで読む。
必要に応じて書いた文を参照してください。
自分事にすることが大事
重要なことは、まず自分の状況を知ること、そして、理解していることに時間をかけない勇気も必要になります。そして、自分が考えたことに近しい内容で理解を進めることで、自分が考える際に、出てくるよう意識して学ぶことが定着するうえで非常に重要です。
なぜ自分のことに置き換えた文がよいか
なぜ自分のことに置き換えた文が良いのかということについて、答えは非常にシンプルです。
その答えは「自分が使わない可能性が高いから」です。効率を考えたとき、例文をそのまま覚えるのは、時間の無駄となってしまうことが多く、使う可能性のある内容を覚えていくほうが非常に効果的で効率が良いです。
もし、発音が気になる場合は、Google翻訳に英文を入れることで、音声出力を聞くことができます。最近は、発音の精度も上がっているため、参考になります。
3. まとめ
キク英文法の特徴は、
主要な100校の過去問や、書き言葉・話し言葉のデータの「コーパス」を分析したものを編集！
必要とされている英文法のおよそ95%が載っており、受験生・社会人にも最適な内容！
左側に例文、右側に解説が書いてあり、効率よく英作文の練習ができる！
そして、重要な3ステップは
左側、右側の順に確認し、理解ができていない場合だけ解説を読み直す。
各項目の例を、自分のことになるよう置き換えた文を作る。
自分のことに置き換えた文を思い出しながら、最後まで読む。
以上のように、『キク英文法』で学ぶことで、より効率的に基礎的な文法とイメージを持つことが可能になる、英語初心者から上級者まで、幅広い層の人が英語力向上に役立つ教材です。
一度やってしまえば、一生ものの力になるので、ぜひ読んで英文法に自信を持ちましょう！