皆さん、こんにちは! Yu-keです!
学生時代、文法や単語を中心に学んできた日本生まれ日本育ちの私は、社会人になってもまったくと言って良いほど英会話ができませんでした。
今やグローバルの時代と言われ、小学校から英語の授業が開始されています。
しかし、今の時代においても、学校の勉強だけではスピーキングが中々できるようにならないと学習塾の先生から聞く機会があり、それだと私の学生時代と同じになってしまうと、子どもの学習にも危機感を覚えました。
英語学習を考えて20年。
この間、いろいろな勉強方法を試してきましたが、今だからわかる遠回りだった方法や、本当に効果が出た方法がはっきりしてきました。
今の私は、自分で弱い部分を見つけられ、独学で知識を吸収しつつ、会社では海外との折衝を行ったりと、英語を使えるようになって世界は広がりました。
私の願いは、私の子どもに私と同じことを体験してほしくないということ。
そして、同時に今同じように悩んでいる方が効率的に悩みを解決し、もっと違うことに時間を使えるようになれば、日本はもっと良くなると信じています。
もしあなたが、英会話がもっとできるようになりたいと思っていたり、テストの点数はとれるけど中々話せない、という思いをお持ちであれば、私の経験が生かせるかもしれません。
学生の時から色々試してきて、30代後半から数年で急激に伸びたのを感じました。
やり方と順番さえ間違わなければ、何歳になっても効率的かつ確実に英会話のレベルを上げることができます!
何に悩み、何を学んできたかの一端を、少しお話していきたいと思います!
学生時代の英語学習で感じた課題と未来への不安|グローバルでない時代での英語との出会い
私が学生の時代は、中学校からが英語の授業の始まりでした。
今でこそ、グローバル化が進み、学校の中に日本語を母国語とする人以外の方がいることや、教育面でも、幼児期からの英語の早教育、小学校から学びが始まる英語授業ですが、私が子どもの頃は、学校でも普段の生活でも日本語で不自由になることはなく、まだまだ必要と感じる環境にはありませんでした。
必要に迫られないというのは一つあると思います。
ただ、今子どもの頃を振り返って思うのは、英語に限らず、何のために勉強していたのか分からなかったというのが一番の課題だったかもしれません。
とりあえず大学受験を目指して、高校まで単語と文法、いわゆる受験英語を勉強したことということを、おぼろげながらふと思い出すことがあります。
昔に戻れるなら、子どもではなく、両親に目標設定や環境を整えるよう勧めたいですね! 私たちも環境は非常に重要です!
大学での苦い経験|それでも英語が必要に迫られない時代
そんな記憶の中で、大学生になって、卒業が迫った頃、学会が大学で開催され海外からも参加者が結構訪れていたのを覚えています。
その頃は、あまり近づかず、ただ遠くで見ているだけでした。
そして、一つだけ、今でもその場面だけ、その瞬間だけ覚えていることがあります。
新築された研究室棟の一階を通りかかった時、恰幅の良い外国人の方が現れて何かを言ったのですが。。。
その時本当に全く聞き取れず、そして何にも反応できませんでした。
佇んでいる私を見て、彼は手を上げてOKだと思うのですが、それだけ言って去っていってしまいました。
その時の情けない感情が忘れられず、なんて言われたかにハッとしたのはそれから5年くらいたった後のことでした。
苦い思い出というのは覚えているもので、本当におぼろげながら、Vending machineが自動販売機だと分かった時、その記憶が鮮烈に思い出したことを覚えています。
おそらく、Where is a vending machine?と聞いていたのだろうと。
そして、一番まずいと思い返したのは、黙って何も反応できなかったことで、今のグローバルな時代では、致命的なことだったなと非常に反省しました。
対日本人なら当たり前のことが、言語が不自由なだけでできないというのは非常に損をすることだったと今でこそ思い返しています。
相手にも失礼だし、分からないなら、分からないというべきだったし、聞き返してコミュニケーションとをるということが非常に大切だというのを理解したのも、だいぶ後のことでした。
日本人と外国人は違うかというと、もちろん文化的背景は違いますが、礼を尽くせば返してくれるというのは、共通でもっているべき認識だと思います。逆に無礼な方は日本人でもいますしね。。。
就職後に犯したTOEIC学習方法の失敗と伸び悩む毎日
就職してから少しの割合ですが海外ともやり取りがある仕事の中で、フルタイムで働きながら英語学習を継続していました。
TOEICについて、会社から一部補助が出て、定期的に受けてくれということで、TOEICのListening & Readingの点数を上げるべく勉強をしていました。
Listningはやはり聞き取りなので、耳で聞き流す英語や教本を買って英語の勉強をしていたのですが、まとまった時間が取れず、中々上達しない日々が続きました。
その間にはTOEICの対策をいろいろやったのですが、点数としては、500点程度まで上げるのに、非常に時間がかかり、正直続かなかったというのがあります。
対策方法として、スキミングや同意語を探すなど、今思えば小手先の技術で、知識が伴って初めて有効なもので、学習の順番が違いました。
英語の上達があった後にようやく気づいたことですが、これらの技術は、分かって話せるようになっている状態だと、自然と分かるようになり、文脈だったり全体で何が書かれているかの推測が立って、初めて有効に働くものだと思います。
その時は、まずは聞こえるようになることと、単語を知れば大体文章の意味が分かる、というような考えで、学生時代の学習方法のまま続けて5年くらいでToeicで600点くらいにまでは上がっていきました。
一番問題だと今でこそ思うのは、テストを何のために受けていたのかということが欠落していたことでした。
単語は重要ですが、単語自体を丸暗記する方法だと、これは本当に試験用のやり方であって、英語でコミュニケーションをとるのに使用できる状態にはならない方法でした。
それを感じた思い出が一つあります。
私の通勤経路には空港に繋がってる路線があり、その鈍行で毎日通勤していました。
ある日、海外の旅行者で、おそらく韓国の方か中国の方が、特急の通過待ちで待っている鈍行電車に乗ってきて、目があったか声がかけやすかったのか、英語で、これは空港まで行くか?というような内容を聞いてきたのが分かりました。
私はカタコトで、空港に行きます、と答えたのですが、向かい側に来る列車の方が早く行ける、ということが分かっていたので、Butと言ったのですが、その後単語は出ても、文章として構成できず、相手は何度も、何?と聞いてきました。
本当に全くコミュニケーションが取れないことで、今までの勉強が全く役に立たないことを思い知らされたことが非常に印象に残りました。
それが、学習を変えていくきっかけになった出来事でもあります。
TOEICをテスト勉強にせず、会話をイメージするように勉強すれば、英会話が上達し、自然とスコアアップしていくことが可能です
子どもの学習から学ぶ英語学習の再整理
なかなか伸びない日々が続く中、子どもが生まれ少しずつ大きくなってきている時期でした。
ふと子どもの英語教育に目を向けると、フォニックに始まり、発音となる基礎を習得、そして、模倣を通じて、自然に単語やフレーズを習得しているのを目の当たりにしました。
子どもの学習方法を大人に応用できないのかと考えたのは、その頃、自分としても発音練習によって、なぜかリスニングの点数が急激に伸びたことと、子どもの学習方法に相関性を見たからでした。
特に赤ちゃんから子どもが成長する過程において、自分を認知する過程から、外界のことに集中する時期と、まねて、概念を学ぶという過程があるのですが、まさにそれが概念化に出会った時でした。
まだ歩けない子どもは、言葉の経験を通して、似たような経験からどう話せばいいかという概念を学ぶのですが、その過程が学習の再整理に新たな知見を入れることになりました。
スピーキング練習で得たリスニング力アップの発見と動詞の重要性
英語学習を続ける中で、大きな発見があったのは、先にも述べた通り、スピーキングの練習を通じてリスニング力が飛躍的に向上するということです。
普通に考えれば、聞いてまず分かるようになって、話せるというのが、流れだと思い、それまではそのような学習を続けていました。
しかし、話す練習をすることで、今まで聞こえなかった英語が聞こえる、耳が鍛えられるという効果を体感することになります。
知識としてはそれを知っていました。
ただ、リスニングの上達が急に来たのを感じるまでは半信半疑でした。
これは、オンライン英会話をいくつか試していた時期で、オンライン英会話で毎日話しても全く上達を感じなかったのですが、発音系のオンライン英会話を1か月試した際に起きたことです。
クリアに聞こえる!
それは非常に感動した瞬間でした。
何でそれが分かったかというと、これまで英語はある程度聞こえていたのですが、例えば、インド系の訛りだったり、癖のある入り混じった会話を聞いたときにも、はっきり英語を認識して、明確に聞こえたと実感しました。
それを知るきっかけは、実は子どもに見せようと思っていた「Curious George」、日本では「おさるのジョージ」で親しまれる英語版の動画をYoutubeで見ていた時でした。
何か小さい目的を設定するのに、何か楽しめることがないかも考えていました
子ども用の番組で、色々なシチュエーションが出てくる「Curious George」が、ほぼほぼ聞こえるようになったら、上達したと感じるだろうなと思っていたこともあり、非常に感激したのを覚えています。
ただ、、、
聞こえるようになったのは分かったですが、会話の問題は解決されませんでした。
問題とは、スムーズに会話ができるかどうかというところです。
聞こえるようになった、そして理解できる、でも言葉は中々出てこないのです。
その頃、なぜ出てこないかに一つの結論を得ていました。
それは、基本的な動詞が使おうとすると、悩んでしまうことです。
単語レベルで聞いたら理解ができるのですが、いざ話そうとしたときに、言葉が出てこない。
その状態を、どうにか言語化してみようと思い、何が出てこないか考えたときに、単語はわかる、でも、うまく単語が並べられない、そんな状況だと思いました。
では、文法が分かっていないのかというと、理解はしています。
だから、文法理解が話せない理由ではなく、何だろうと考えたとき、一つの結論に至りました。
それは文法の解像度であり、文に使える形で単語が出てこないといのは、個々の動詞に対する文法が使えるレベルで理解できていないことに気づきました。
そこから、日常会話や文章において頻出する基礎動詞(get, take, make, go など)を徹底的に使いこなすことで、英語の文法構造や文脈を深く理解できるようになっていきます。
そして、これらの動詞の持つ多様な意味や用法は、その使い方を複数学び、個々の動詞を概念的に認識することで、使う際の応用を可能にしました。
動詞を単なる語句として覚えるのではなく、複数のパターンや文脈の中でその本質を理解することで、自然と会話の中で使えるようになっていきました。
知識を入れるという意味で、頭の中に残しながら学習するということも非常に重要だと感じています。
もちろん反復によって、英単語やフレーズを覚えることは意味がありますので、それを否定するものではありません。
子どもの学びからヒントを得たスピーキングの効率化
このような発見は、子どもに英語を教える過程で得たものでもあります。
それは楽しむという意味ではなく、子どもの発達していく過程にあります。
それは何かというと、子どもが歩けなかったり、話せなかったりする頃から成長していく中で、自分中心の考え方を基盤にしながら、驚くほど集中して言語を習得していきます。
その背景には、脳の発達状態が寄与しており、模倣行動から始まり、自分が絶対的に正しいという認識の中で、学習に対して集中せざるをえないプロセスが出来上がっている状態でどんどん吸収していきます。
3歳くらいの子どもは、象徴的思考が発達するのですが、これは模倣したことをイメージ化して、取り出すということを行っていきます。
言葉のインプットを真似して、イメージとして学び、言葉としてアウトプットする、何かに気づきませんか?
子どもは、成長段階で必然的に模倣とイメージ化に集中する期間が生まれ、これはいわゆるイメージで言語を認知するということの重要性を教えてくれるものでした。
日本語を話すとき、日本語の文法を考えて話すわけではなく、話したいことがすぐに口から出てくる感覚だと思います。
英語も同じです。
英語を英語のまま話せる状態にまで持っていき、分からないことは文脈の中でどう使うかを学んで聞けるようになれば、自身で学習することが加速していきます。
英語圏の子どもが英語を学ぶ過程、フォニックスと発音練習を5歳頃に行いますが、スピーキング能力に与える影響は非常に大きいと感じました。
子どもの様子を見ていると、音を模倣することで自然に発音を習得していく姿を見る中で、発音が英語力全体の基礎を支えていることに改めて気づかされました。
このプロセスを大人が学ぶ際に無視してしまうと、結果的に効率が悪くなってしまいます。
発音を基礎から学ぶということは、分かるインプットを最大化するのに必要であり、英語学習の大きなカギであると確信しています。
CEFR B2を目指す学習戦略とその後の実践強化
これらの学びを基に、「使える英語」を身につけるための戦略が見えてきました。
使えるとはどういう状態でしょうか。
結局コミュニケーションがとれるかどうか、だと思います。
それを具体的に認識できるのは、英語を調べていくと絶対に出てくるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)です。
CEFRでどのレベルを目指すかというとB2レベルを目指し、英語の実践的な使用に重きを置くことが重要だと思います。
B2レベルは、英語の独立的な話者という定義ですが、会話が成立する状態になれば、自分で勉強が出きます。
そのためには、発音の基礎をしっかり習得しつつ、効率的な学習を通じて、まずは自分が思うことを話せる状態になる必要があります。
もう一度言いますが、なぜ発音を最初に身につけるかについては、インプットを加速させるためには、聞き取れる必要があり、聞き取るには網羅的な発音の認知が非常に重要です。
インプットしたときに認識できる単語やフレーズが爆発的に増えることは、英語学習において、非常に重要です。
このことは、近い言語であれば、早く習得できるというのが、研究結果ですでに明らかになっており、英語に近い、ゲルマン系の言語、スペイン語やドイツ語であれば、何を言っているのかが聞こえる状態なので、あとは共通点を理解して概念化していけば、比較的早く習得できると考えられます。
一方で、英語話者が日本語を学ぶのに2200時間かかり、最も難しいとされているのは、音の認知の問題もあると思います。
そして、基礎的な日常で使用するフレーズの数々、特に自身の行動を示す動詞を中心に使い方を概念化して学ぶことで、日常の会話で問題ないレベルに早期に到達できると思います。
B2レベルを達成した後は、日常会話や仕事の場面での実践を通じてスキルを鍛えるフェーズに入りますので、この段階では、具体的な場面での応用力が問われ、オンライン英会話などを通じて、さらにインプットとアウトプットをバランスよく学習して、習得を加速することが重要です。
子どもの学習プロセスにヒントを得ながら、大人の学びに応用することで、最大限効率よく英語力を伸ばす方法に進化した内容をぜひ伝えていきたいと思っています。
この経験を基に、今後さらに多くの人に「使えるスピーキング」を教え、実生活に活かせる英語を届けていきたいのです。
明日へ向けた英語の習得を
これまでの英語学習を振り返ると、中学での英語の基礎的な出会いから大学時代の挫折、就職後の試行錯誤を経て、学びの在り方が大きく変わったことを実感しています。
とりわけ、スピーキング練習がリスニング力を向上させるという逆転の発見や、基礎動詞を概念化して学ぶ重要性に気づいたことが、私自身の英語力を伸ばす上で大きな転換点となりました。
また、子どもの英語教育に触れる中で、発音やフォニックスといった基礎的な学びがスピーキングや英語習得全体に与える影響の大きさを改めて理解しましたし、子どもが自然に言語を身につけていくプロセスにヒントを得て、大人も発音や基礎ルールを重視しながら学び直すことで、より効率的に「使える英語」を習得できるという考えに至りました。
CEFRのB2レベルを目標に据え、コミュニケーションが取れることを目指すのがこのページの基本的な考えです。
これまで学んだのは、英語学習は単なる知識の積み重ねではなく、概念化を通して、気づくことで実際の中で使える英語を身に着けられるということです。
これまでの経験を基に、同じように英語で苦労している人々に「使える英語」の学び方を伝えていきたいと思います。
英語は道具であり、その道具を使いこなすことで、より広い世界とつながることができます。
英語学習を加速させる施策をお伝えできればと思いますので、ぜひ一緒に新たな挑戦と成長を続けていきましょう!