【必読】英語学習で必要な絶対時間と何度も見直したい3つのポイント|知識・意識・実践を

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この記事では、英語学習で必要な絶対時間と何度も見直したい3つのポイントである知識・意識・実践を日本人が陥りがちな課題点を踏まえて解説していきます。

また、子供と大人の違いについても解説します。

  • 英語が話せるようになりたいけど、どうせ私には無理だろうな…
  • もういくつもの方法を試したけど、一向に上達しない。何が間違っているんだろう?
  • 本当にこの学習法で、話せるようになるのかな?今まで何度も失敗してきたし…
  • 子どもには英語を話せるようになってほしいけど、何から手をつけていいかわからない

こんな方は、この記事の内容を意識することで、考え方が変わり、英語を話せるまでの道のりがより明確になります!

結論から言うと、スムーズにある程度話せるようになるまで、知識の取得・意識の変化・実践の3つを通して、英語学習を必要な時間分行う必要があるということです。

とはいえ、それが簡単にできれば誰も苦労はしません…

情報が様々ある現代で、私も同じような悩みを抱えて、情報の海をさまよっていた時期がありますが、ポイントを押さえて実行することで、変化を実感しました。

ぜひこの実感を味わって頂ければ、やっていて良かったという実感が得られると思います。

そのコツを、具体的な方法を交えて解説していきます。

目次

何を勉強すればいい?|知識と意識と実践を

英語を学習している方も、学習中の方も一度確認しておいてほしい内容です。

必要な技能は話す:真にスピーキングを伸ばすことが優先

TOEICやTOEFLといった英語能力の試験では、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を測定していますが、書ければ読めるし、話せれば聞くことができるという関係にあります。

TOEIC(Test of English for International Communication)
TOEICは、英語コミュニケーション能力を測定するための試験です。
L/R (Listening and Reading Test)とS/W (Speaking and Writing Test)があります。

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)
TOEFLは、非英語圏の学生が英語圏の大学や大学院に入学するために必要な英語のアカデミックな能力を評価する国際的な試験です。

分からないまま書いていると、それは読んでも理解できませんが、分かって単語や英文が書けていれば、意味が分かって読めます。

それは話す聞くでも同じで、分かって話せていれば聞きとれるようになります。

よく、英文を言えるように練習すると、その英文が理解できる、というのはこのことです。

一方で、読めるけど書こうとすると思い出せなかったり、聞くのは分かるけど話そうとすると出てこなかったりすることはよくあります。

すなわち、以下のように読み書きと話す聞くが表せます。

これは、英語をどう記憶しているかについての専門的な用語で、受動的語彙と能動的語彙という考え方と同じです。

  • 受動的語彙~読んだり聞いたりしたときに理解できる言葉、自分ではあまり使わない
  • 能動的語彙~話すときや書くときに自然に使える言葉

すなわち、理解して話したり書いたりできれば、おのずと読んだり聞き取ったりができることになります

なので、通常学習というと、下記の全体の円を広げていくイメージですが、きちんと中身の書く・話すスキルも広げていかないといつまでも、書いたり話したりができません。

では、どこが一番重要かというと、脳に負荷がかかるのは、やはり話すことでしょう。

書くと話すの大きな違いとして、話す場合は相手がいるため時間的なプレッシャーが入ります。

すなわち、覚えている記憶から取り出す瞬発力が必要になります。

真に話せるということを目標として学習を考えることで、コミュニケーションを取るのに必要な瞬発力まで養えます。

そして、話せれば聞き取れる範囲が広がり、話していることと英単語や熟語を結び付けられれば、4技能を満遍なく伸ばすことができます

読み書きだけでは、瞬発力は養えませんので、読み書きを鍛えてから会話に行くように、逆から攻めるのは効率が悪いと考えられます。

もちろん、筆記テストがある場合は、発音と単語を結び付けて学習する必要がありますが、記憶から出せる状態にして、単語と結びつけるほうが、圧倒的に効率よく学習できます。

話すにも書くにも、ある程度の知識は必要ですので、最低限の英単語と文法は、把握するべきだと思います。

日本人特有の問題|日本語・日本の文化と英語の違い

スピーキングをどう伸ばせばいいのかを考えるとき、さらにいくつかのポイントが日本人にとって壁になります。

  • 間違えるかもという心理的プレッシャー
  • 主語述語の場所が異なる思考プロセスの違い
  • 英語に触れる環境が極端に少ない

私もこれらの問題をどう改善するかで非常に苦労しました。

特に日本にいると英語に触れる機会は極端に少ないので、自分で作る必要があります。

また、日本語は、主語と述語の関係、特に述語が一番最後に来るので、英語と語順が異なります

さらに、主語と述語を省略しても、ほとんどの場合で通じてしまうため、意識しないと、主語述語の表現自体が出てこなくなってしまいます。

すなわち、生まれた時から刷り込まれている表現を変革していく必要があります。

また、文化的な側面として、日本の学校教育だと、先生に当てられて答えて正解か、テストができているか、ということに重きが置かれているとように思いますが、それこそが内面に深く入り込み、プレッシャーになっています。

コミュニケーションをスムーズに取るには、意識的か無意識的かにかかわらず、適切な単語・文法を知っており、英語表現として適切な表現方法で、言葉として発することをスムーズに行うことが必要です。

大人が勉強するには、基礎的な文法や単語の他に、文化的な意識を変えていく必要があり、子供には早い段階から英語に慣れさせることで、この意識の問題を解決することができます。

日本語と英語の考え方の違いについては以下も参照してみてください。

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スピーキングから始める勉強に必要なポイント|知識・意識・実践

まとめると、日本人が会話をするためには以下の項目が必要になります。

  • 知識:文法パターンや単語
  • 意識:結果を先に、主語と述語の関係
  • 実践:発音とレスポンス

知識については、最低限知らないと話にならない知識は存在します。

英語はパターンを覚えることも重要

よく中学校で習う文法で十分と言いますが、特に重要な意味は、SVOやSVCとかではなくて、動詞に応じたパターンです。

そしてパターンの組み替えです。

もっと言えば、そのパターンの組み換えで言えることから入るというほうが正しいかもしれません。

言い換えれば、主語・述語の構成が話すときに頭に浮かぶことが最も重要になります。

日本の教材では、5文型を学ぶことがよくありますが実際はもっと細かく覚えていく必要があります。

そしてそれが、実践で生きてきます。

動詞は、自分の行動を示すことができます。

それは意思を示すことと同じです。

なので、動詞をベースに、単語の習得を進めるのが、スピーキングを目指すうえで、効率的な進め方になります

リアクションはスムーズに

会話になると、実際知っていることしか発言できませんし、あまりに遅くて日本語的な発音だと相手に伝わらず、お互いにストレスになります。

発音できるということは聞き取れるということです。

発音は息と喉発音と舌の形です。

音の出し方がわかれば大丈夫です。

むしろ世界中で癖が強い話し方をする方はたくさんいます。

オンライン英会話で様々国に方と話せば分かりますが、結構母国語の訛りが分かる方がいますがそれよりも大切な事があります。

普通の会話でも反応が遅かったらどう感じますか?

相手が無言だったら失礼ですよね。

だから発音だけでなくレスポンスも必要です。

  • 主語と述語、すなわち、誰が何をするのかを、動詞を覚えて言えるようになることが第一歩
  • 知識、意識、実践をバランスよく高めることが必要です

発音については以下も参考にしてください。

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どれくらい勉強すればいいの?|上達に必要な時間

これをやればすぐ話せます、という謳い文句を聞いたことがありますか?

すぐに話せたら誰も英語学習に苦労しません。

淀みなく英会話できるレベルへは1600時間以上必要という結論

以下の表はTOEICの点数の推移と、CEFRのレベルを算出した結果です。

日本ではTOEICスコアを基準に企業でもレベル設定をしていたりしますので、TOEICのスコアを念頭にCEFRのレベルと対比しています。

上記の図は以下の参考情報を元に独自に算出した

参考:
Oxford University Press A Teacher‘s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
https://www.state.gov/foreign-language-training
https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/toeic_cefr.html

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages)
CEFRは、ヨーロッパ言語共通参照枠とも呼ばれ、言語学習者の言語能力を評価・表現するための国際的なガイドラインです。1レベル上げるのに200時間程度必要と言われています。

英語の学習時間については、以上のように様々な場所ですでに研究されています。

それらを元に、CEFRのレベルとTOEICのスコアレベルを対比して、どのくらいの学習時間が必要かを算出しました。

自律的な言語使用者であるCEFR:B2までは、およそ1650時間が必要となることが想定されます。

ただし、日本人のTOEICの点数は、例え高いレベルでリスニング・リーディングができても、スピーキング・ライティングは低いままということがよくあります。

これは、日本の学校教育だと、スピーキングを行う時間が圧倒的に少ないためといわれています。

そして、冒頭でも述べているように、読み書きから話す聞くへとつなげるのは効率が悪く、分かるのに、話す段になると、主語と動詞を瞬発力をもって発声することができずに、やっぱりすぐ出てこないとなってしまい、そのうちやる気が失われてしまいます。

目指すべき時間はアウトプットの積算時間

CEFR:B2まで英語力を向上できれば、ある程度の専門的な内容を含め、母語話者と流暢で自然に話せるレベルになります。

ここまで行けば、日本語で新しい言葉が出てきて覚えるのも、英語で新しい言葉出てきて覚えるのも同等になります。

現在、小学校の4年以上と中学校は1015コマで、45分授業の小学校では年間約760時間、中学校は約845時間が授業に充てられています。

(参考:外国語教育:文部科学省

えっ、そんなに!?と思った方も多いかもしれません。

そして、こんなに時間かけているのに、話せないなんて、なぜ?と思いますよね!

時間だけ見れば、CEFR:B1相当、TOEICでは600点くらいが取れてもいいくらいです。

しかしそうならないのは、図が示している時間が、英語を集中的に学んでいる時間、すなわち脳を使ってアウトプットしている時間だからです。

それは例えば、アクティブリコールでアウトプットしているような能動的に脳を動かしている時間になります。

授業中のことを思い出してください。

英語の授業で、話したり書いたりと、アウトプットしている時間はどれくらいでしょう。

おそらく10%程度の時間も実際にアウトプットしていないのではないかと思います。

そうなると、例えば実際のアウトプットが総授業時間の10%だとすると、小学校で76時間×3年、中学校で84.5時間×3年となり、およそ480時間程度になります。

すなわち、学校の授業だけだと、CEFR:A2くらいの実力、TOEICだと300点程度取れれば良いほうです。

私たちがやるべきことは、英語をアウトプットする時間を増やす、あるいは増やしてあげる必要があります。

上達した実感は急に訪れます:クリアに聞こえる、話せる

私が実感したステップとして、リスニングについて、

  1. 英語の聞こえる音がクリアになる
  2. 英単語や文が聞き取れるようになる
  3. 英文の意味が分かるようになる

という段階を踏みます。

勉強している方は感じた事があるかもしれません。

大切なので何度も言いますが、リスニングだけでなくスピーキングを行うと、特に分かると感じる瞬間が得られると思います。

通常リスニングとスピーキングはある一定の相関があるのですが、日本の教育だと分かるけど話せないという状況が多く発生します。

私もそうでした。

知識ベースの教育やTOEICの点数を上げることを優先した対策の弊害ですね。

ただ話せるポテンシャルはありますのでやり方を間違わなければ、時間はかかりません。

上記のステップを一番実感できたのは、実はスピーキングの発音の練習を経た時でした。

発音の矯正をすることで、音が聞こえるようになり、意味が分かるようになっていくのを実感したのを覚えています。

そして、スピーキングの練習はリスニングと同時に会話の上達も進みます。

  1. 単語が出てくるようになる
  2. 簡単なフレーズで話せる
  3. 発話までは遅いが全文イメージできる
  4. 主語述語までのパターンが出てから考える余裕が出る

いったんパターンに慣れるまでは、考える時間が多くなりがちで、すぐに言葉が出ないため、話せるようになっても、中々スムーズなコミュニケーションが取れません。

そこを超えて、主語述語がスッと出た後に、考える余裕ができるレベルまでなるのが、目指すところですね。

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どんな勉強法が効果がある?|アクティブリコール、リーディング、そしてリピーティング

確実に記憶にとどめる方法は、アクティブリコールが一番です。

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アクティブリコールを頭に置いたうえで、英語を学ぶことで、格段に記憶の効率が上がります。

それでは、次に具体的な方法について解説していきます。

リーディングで知識を拡大していく重要性

スピーキングと言っていたのに、リーディング?と思うかもしれません。

リーディングが主に活躍するのは、基礎的な英文法と単語の確認のフェーズと、ある程度成熟してから語彙等を増やすフェーズです。

ただし、話すにも、書くにも、まず元になる正しい英文がないとできませんので、読んで習得するという習慣はあった方が上達がはやくなります。

特に、基礎的なbe動詞や一般動詞の時制変化などは、ゆっくりでもいいので、理解して話せるようになっておく必要があります。

また、リーディングの際は、できるだけ声に出して読むことで効果が出ます。

その際には音声データがある学習本があるといいですね。

それでは、リーディングによって得られる知識はどんなものか見ていきます。

語彙力が拡充できる

リーディングを通じて、多様な文脈で使用される新しい単語や表現に触れることができます。

これにより、単語の意味だけでなく、その使い方やニュアンスも自然に学ぶことができ、語彙力が大幅に向上します。

特に、主語と動詞に注目して語彙を理解していきましょう!

文法理解が強化される

文章を読むことで、動詞と全体の文法構造を自然な形で学べます。

特に複雑な文法や時制が使われている文を理解しようとすることで、具体的な文法規則が身につきます。

総合的な言語スキルの向上に

読解力が向上すれば、聞く力や書く力、さらには話す力の向上にもつながります。

具体的には、より良い読解力がリスニングの精度を高め、書く際の表現力や構成力を養います。

文化的理解を深める

英語のリーディングを通じて、異なる文化や価値観に触れることができます。

これにより、言語だけでなく、その背景にある文化や社会に対する理解も深まります。

長文の読解能力を高める

特にテストや実用的なビジネス環境では、長文の理解が求められることが多いです。

リーディングスキルが高いと、長いメール、レポート、説明文書などを効率的に理解し、適切に対応することが可能になります。

リーディングを行う場合、ちょうどいい教材を選ぶことも重要です!

新しい言葉を知るには、ニュースを見ることで、話題も取得しましょう。

リーディングは、段階によって自分が8割分かるものを選びます。

理解が進んできたらニュースや、ハリーポッターの英語の原本なんかでもいいと思います。

分からない単語がありすぎると内容を読むという楽しみがなくなってしまうので、選び方も重要です。

特にお子さんは楽しくないと続かないと思いますが、それは大人も同じです。

英語の発音の特徴的ポイント

英語の発音で特に注意すべき特性をいくつか紹介します。

これらは特にネイティブスピーカーの音声を理解しやすくするだけでなく、より自然な英語の発音を身につけるのに役立ちます。

フラッピング(Flapping)

これは「t」や「d」が、特定の条件下で軽く「r」のような音に変わる現象です。

たとえば、アメリカ英語で「water」や「city」の「t」はしばしばフラップ音として発音されます。

この音は、単語の中央や最後に位置するときに、前後に母音が来る場合に発生します。

リンキング(Linking)

リンキングは単語と単語が滑らかにつながる現象で、これにより言葉がより流れるように聞こえます。

特に、単語が子音で終わり次の単語が母音で始まる場合に顕著です。

例えば、「go on」が「go_on」として発音されるのが一例です。

イントネーション

英語のイントネーションは、意味を伝える上で非常に重要です。

疑問文、強調、感情の表現など、文の意味や話者の意図に応じて声の高さが変わります。

適切なイントネーションを身につけることで、自然で理解しやすい英語が話せるようになります。

アスピレーション

特定の無声音(特に p, t, k)が強く発音されるときに、その後に小さな息の音がついてくる現象です。

例えば、「pin」や「top」での「p」や「t」は息をはっきりと吐き出しながら発音されます。

これは特に単語の初めやアクセントのある音節で顕著です。

終声の弱化

英語では、特に単語の終わりの子音が弱くなることがあります。

これは特にリズムを作るために重要で、例えば「cat」の最後の「t」を弱めることがあります。

この特性を理解することで、自然な英語のリズム感が身につきます。

英語の発声練習オーバーラッピング・シャドーイング・リピーティング

英語の発声練習は、人や企業によって様々な言い方をしていますが、基本的に次の3つです。

  • オーバーラッピング
  • シャドーイング
  • リピーティング

発声の練習で音が脳にインプットされると、英語を音として聞くことができるようになり、リスニングも鍛えられます。

音声と同時に発声するオーバーラッピング

オーバーラッピングは、音声をリアルタイムで、ほぼ同時に追いかけて発話します。

目標は、発音をそのまま模倣することです。

この方法は、高い集中力を要求され、聞き取り能力と即時反応のスピードを同時に鍛えることができます。

速度感やリズム感を自然に身につけるのに特に有効で、瞬時の言語処理能力の向上に寄与します。

リンキングやフラッピングも再現できるようになれば、かなり流暢に聞こえるようになりますよ!

少し遅れて話すシャドーイング

こちらは、話者の発話を聞いた後、わずかに遅れて(数秒後に)その発話を繰り返します。

このタイプのシャドーイングでは、聞いた内容を短期記憶に留めてから発話するため、内容の理解と記憶がより重要になります。

この遅れがあることで、発話の内容を整理し、言葉を選びながら話す練習になり、より意識的な学習が行えます。

また、正確な発音や表現を反復して練習することで、長期的な言語記憶に効果的です。

1文ごとに繰り返すリピーティング

この方法では、一文または一節を聞いた後、その部分を停止してから繰り返し発話します。

このスタイルでは、文の構造や使われている語彙に焦点を当てることができ、詳細な理解と発音の練習が可能です。

また、文法的な構造を理解しながら、それを実際の発話練習に活かすことができるため、総合的な言語力の向上に役立ちます。

具体的な発話の内容や文の流れをじっくりと吟味することができるため、言語の深い理解に繋がります。

具体的なスピーキング練習はどうしたらいいのか

以下が経験的に最も効果的な手順のやり方ですので、参考としてみてください。

音声がある学習書を教材に使用し、以下の手順を何回か繰り返します。

  • まずは音だけ聞く
    • 音を追う際には、意味はひとまず置いておいて、頭の中でまねできるようになると良いです
  • 意味を理解する
    • 英文を聞いて、単語のイメージを持ってその順番通りに英文を考えます
    • 日本語からイメージして英単語が出るようになると良いです
  • スクリプトを見ながらオーバーラッピングする
    • 発音が音声と同じになるように努力する
    • 録音機器を用意して、自分とまねている音声の違いを確認する
  • スクリプトを見ずにシャドーイングする
    • まずはシャドーイングに慣れる
    • 慣れたら発声と同時に文の意味もイメージしてシャドーイングする
  • 1まとまり分を区切って音声をリピーティングする
    • 必ず音声後に、意味を想像したうえで、リピーティングを行う

オンライン英会話で意識的な実践を

シャドーイングで予行練習を積んだら、オンライン英会話で試す事が近道だと思います。

オンライン英会話では、レスポンスを鍛えることが目的になりますが、話すということは、総合的に英語の能力を向上することになります。

英単語と文法の知識の向上

オンライン英会話のレッスンには、その日のトピックに関連する単語や表現を予習し、前回のレッスンで学んだ内容を復習しておくことが重要です。

これにより、レッスン中にスムーズに言葉を引き出せるようになります。

AnkiやQuizletのようなフラッシュカードアプリを利用して、新しい単語や文法ポイントを効果的に記憶するのも有効です。

繰り返し学習が鍵です。

やることは2つです。

  • 動詞パターンの注視
  • 口から出てこなかった内容の記録

知識向上には、予習復習も重要ですね。

主語述語を意識する意識の向上

レッスン中に話す際は、必ず主語と述語を明確にする練習をします。

これを意識することで、英語の文の基本的な構造が自然と身につきます。

他の学習者やネイティブスピーカーとの言語交換で、積極的に会話を行い、フィードバックしてもらいましょう。

相手からの指摘を受けることで、プレッシャーを感じて、より意識的な改善が可能です。

発音の向上

オンライン講義では、特に発音に特化したサービスもあるので、発音とリスニングの向上が望めます。

反射速度の向上

オンライン英会話では、質問に対してすぐに答える練習をします。

意識的にできるだけ速く答えるトレーニングをすると良いと思います。

また、聞いたことをリアルタイムで書き留める練習をすることで、聞く力と理解速度が向上します。

オンライン英会話で意識すること

オンライン英会話では、目的をもって受講することをおススメします。

私のおススメは、やはり知識の拡充と、細かい文構造の意識、発音とレスポンスの強化を目的にすることです。

まとめ|英語学習を進めるには

学習指針について

英語学習は、きちんと時間を積めば、だれでも話せるようになります。

スピーキングをベースに、文法パターンや単語の知識、結果を先に伝える・主語と述語の関係性の意識、発音とレスポンスを高める実践を積むことです。

伸び悩んでいる場合は、アクティブリコールを意識して、主語と述語、特に動詞を意識して、アウトプットすることを意識すればおのずと効果を実感できるはずです。

また、TOEICの点数が数年伸び悩んでいた時に、発音から入って意識を変えることで、TOEICの対策手法を意識しなくても、得点が伸びていきました。

子どもには英語を話せるようになってほしいけど

大人になるほど覚える力は低下する傾向であることは間違いありませんが、子供と異なるのは、言葉で理解し、自分をコントロールできるところです。

子供は覚えが早いかもしれませんが、気分をコントロールできません。

そういう意味で、既定の時間勉強し続けるということは、大人のほうが簡単かもしれません。

子どもが英語を覚えていくには、興味を持たせるような面白さも必要です。

うまく継続して意識できるようにしましょう!

効果のある方法で真っ当な努力を

英語学習は一筋縄ではいかないことが多いですが、正しい方法とモチベーション維持が成功への鍵となります。

  • 知識:文法パターンや単語をリーディングで獲得
  • 意識:実践時には、結果を先に、主語と述語を出せるようにする
  • 実践:発音とレスポンスをオンライン英会話などを使ってアウトプットする

ぜひ、知識・意識・実践を頭において学習を進めてください!

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