未来を生きる子どものために知っておきたい3つのことと伝えるべき「学び続ける」ということ

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この記事では未来を生きる子どものために知っておきたいことについて詳しく解説していきたいと思います。

・子どもに伝えておく未来に必要なことはなんだろう
・未来がどうなるか不安
・どうすれば未来を生き抜けるように育てられるのか

最初にはっきり伝えておきますが、確実にこれなら生き抜けるという方法はありません。

とはいえ私自身は「未来が変わっても生きていける」と確信しています。

未来がどうなるかなんて分からないという人がいるかもしれませんが、だからこそやらなければならないことがあります。もしよければ他の記事もご覧ください。

私も最初から不確実な未来でも生きていけると思っていたわけではありません。

なんとなく高校卒業して、なんとなく大学に入って、なんとなく就職して、流れに身を任せる人生を歩いてきました。そして災害や病気、テクノロジーの進化を目の当たりにして、非常に不安に駆られてきました。

途中までは・・・

先が見えない、何をしたらいいか、分からない。このままでは将来どうなってしまうんだろう、そんなことを思っていました。

今思えば、私は大きな過ちを犯していたと思います。

未来を生きるためには、常に前に進む一歩と変化していく未来に向けた心構えを持っていればよかったんですね。

・子どもに未来を近くに感じさせたい
・未来に必要なことを子供に教えたい

こんな方にこの記事がきっとヒントになると思います。

目次

未来を生きるとはどういうことか

私たちは今、VUCAと呼ばれる急速に変化する世界に生きています。テクノロジーの発展、グローバル化の進展、社会的な課題の増加など、様々な要因が私たちの生活や働き方に影響を与えています。

VUCAは、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取った用語です。この概念は、急速に変化し予測が困難な環境を表現するためによく用いられます。

このような中で、未来に生きる子どもたちにはどのようなスキルや知識が必要でしょうか。

そして、私たちは、子どもたちにどのようにそれらを伝えることができるでしょうか?

未来はとても不確実なものですが、私は次の3つの相互作用だと思っています。

  • 学び続けること
  • 行動すること
  • 相手の立場に立てること

①学び続けること

まず1つ目は学び続けるということです。

それはすなわち、常に成長し続け、新しいものを生み出す姿勢が重要になります。

日本が、終身雇用をベースに、良い大学に入って、良い会社に就職すれば安泰という考え方であった時代はもう終わりました。

新しいテクノロジーの発展で、新たなビジネスができ、旧来の会社は淘汰され、AIに仕事を奪われるなども徐々に進んできています。

”どうしよう、よく分からない”と止まらずに、新しいことを常に学び続けることが重要です

かくいう私は小さい頃から色々なことに興味を持って知りたいと思っていた人間でした。

今思えば、プログラミングに始まり、クリティカルシンキングやデザインシンキング、経営やSDGs、機械学習やAIなど様々なことに興味を持って取り組んできました。

大人であれば、今からでも世界に興味を持って、いろいろな出来事を考えることができるかもしれません。では、子どもはどうでしょうか。未来に生きる子どもが、世界に興味を持って、学び続けるには、小さいころからいろいろなことに触れさせることが重要です。

子育てと教育の新時代

子どもたちが未来に向けて成長するためには、まずは子育てと教育のあり方を見直す必要があります。従来の子育てや教育は、一方的に知識や情報を与えることが中心でしたが、これでは子どもたちの創造性や主体性を育むことができません。

子どもたちには、自分で考えて行動できる力や、自分の興味や好奇心を追求できる力が必要です。そのためには、子どもたちの個性や感性を尊重し、自由に表現や探究をさせることが大切です。

②行動すること

2つ目は行動するということです。

生きているんだから行動しているよ、とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、ここでは少し意味合いが異なります。

ここで言う行動とは、変化に柔軟に適応し、自ら判断して行動する力を持っている、ということです。

現状維持ではなく、自分で考えて前に進めるかということですね。

現状維持する人って、いつかきっと行動するだったり、一歩踏み出せなかったりすることも多いと思います。

不安を感じたくないというのは人間だれしも持っているものですね・・・

今の仕事は慣れているし、何とかこなせているから、無理に変える必要ないんじゃないのかとか、新しいことにチャレンジするのは面倒だし損するだけだから、必要ならいつかやろうと思って、結局やらずじまいになったり。

でもちょっと待ってください。

今日行動できない人が、例えば明日行動できますか?

明日も同じこと思うかもしれません。そして、2日後はどうでしょうか、3日後は?4日後は?1か月後は?1年後は?

世界の変化は少しずつ、急速に起きています。

だから、今日を大切に、そして少しでも良いので、変化を恐れず、さっきより今のほうが良い自分になれるように行動することが重要です。

そして、変化に対応して行動するには、情報のアップデート、学び続ける必要があります。

③相手の立場に立てること

そして3つめは相手の立場に立てることです。

相手の立場に立てることとは、相手の要望通りに動くことではありません。

相手がどう考えているのか、どのような背景を持っているのかを理解して、人とうまく関われるコミュニケーション能力です。

SNSやAIが進化しても、その投稿や出力が何を言っているかを理解したり、細かいニュアンスや、感動を共有するには、相手と対面で会うことは重要ですよね

AIやSNSが発達した現代においても、人間同士の対面コミュニケーションの重要性は変わりません。

例えば、画面越しで話していると、互いの感情を共有し、思いを伝え合う心の通った”人間らしいコミュニケーション”を行うことは難しかったり、対面でブレインストーミングを行えば、革新的な発想が生まれる可能性もあります。

何より、人の温かみに触れることで、人間らしい創造性や革新性を生み出す原動力ともなり得ると私は思います。

未来に生きるために子供にしてあげたいこと

子どもの発想力を育てる絵本

好奇心を持つ体験はどんなことがあるのでしょうか。まだ小さい頃は、ただ外に出て自然に触れさせるだけでは、不十分です。

もちろん、身体を動かして健康に育ってほしいのは言うまでもありません。

子どもたちには、物事を一つの視点からではなく、様々な角度から見ることができるようになることが重要です。

絵本を読んであげることは、喜怒哀楽だったり、色や文字、数字、身近なものから不思議なものまで、様々な発想力を刺激する遊びや問題を提供しています。

親子で一緒に読んで、楽しく発想力を鍛えることが重要です。

未来に必要なSTEAM教育

STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとったもので、これらの分野を統合的に学ぶ教育のことです。

STEAM教育では、子どもたちには、知識や情報だけでなく、問題解決や創造性、コミュニケーションや協働など、未来に必要なスキルを身につける必要があります。

親子で一緒にSTEAM教育に挑戦するのは、非常に楽しいですし、新たな知識を親子で取得することで、家族のレベルアップにもつながります。

プログラミングと考えること

プログラミングとは、コンピュータに命令を与えるための言語や手法のことです。

プログラミングを学ぶことで、子どもたちは、コンピュータの仕組みや動作を理解するだけでなく、自分のアイデアや思考を形にすることができます。

また、プログラミングを通して、論理的に考える力や創造的に表現する力、問題を分析して解決する力など、様々なスキルを身につけることができます。

プログラミングは、未来の社会で必要とされる能力の基礎となります。

情報が氾濫する時代では、情報を論理的に解析し、何が正しいかを見極めるスキルも重要になります。

AIと人間と

AIとは、Artificial Intelligence(人工知能)の略で、人間の知能や行動をコンピュータに模倣させる技術のことです。

AIは、検索や翻訳、音声認識や画像認識など、私たちの生活や仕事に役立つ様々な分野で活用されています。

AIは、未来の社会でより重要な役割を果たすことが予想されますが、一方で詐欺が増えるなどの弊害も出てきています。これまでは、外国語の日本語への翻訳が文法構成上難しかったのですが、生成AIの出現で容易になり、より犯罪や詐欺に巻き込まれる可能性が増えています。

情報は自分を守るためにも非常に重要です。

グローバル教育とDEIと

グローバル教育とは、自分の国や文化だけでなく、世界の様々な国や文化について学ぶ教育のことです。

グローバル教育を通して、子どもたちは、自分とは異なる価値観や生活様式に触れることができます。

また、グローバル教育では、自分の国や文化に対する理解や誇りを深めるとともに、他者への尊敬や共感を育むことができます。

グローバル教育は、多様性を認め合い、協力し合うことができる人間性の育成につながります。

DEIとは、Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)の頭文字をとったもので、社会や組織における人々の関係性や文化を表す言葉です。

いま企業でもDEIの見直しが進んでいます。これは、日本人口減少を受けて、より海外人材や海外とのビジネス交流を促進するためです。

DEIは、グローバル教育の目標や価値観とも一致しており、子どもたちには、自分とは異なる人々やグループに対して、偏見や差別をせず、公正に扱い、受け入れて、一緒に働くことができるようになることが期待されます。

DEIは、未来の社会で必要とされる人間関係の質の向上に貢献します。

私たちのためのSDGs

SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、2015年に国連で採択された、2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットのことです。

SDGsは、貧困や飢餓、健康や教育、ジェンダーや気候変動など、世界が直面する様々な課題に対処するためのものです。

SDGsは、すべての人々が平和で幸せに暮らせるようにするためのものです。

そして、今まさに、地球温暖化が進み、みんなが取り組むべき重要な内容です。

最後に

未来に生きる子どもたちには、様々な変化や課題に対応できる力や、自分のアイデアや思考を形にできる力が必要です。

また、未来に生きる子どもたちには、多様性を認め合い、協力し合うことができる人間性や、世界の課題に対して考えて行動することができる倫理が必要です。

私たち親や教育者は、子どもたちにこれらの力や人間性や倫理を伝えることができるでしょうか?

私たちは、自分たちの子どもたちに何を伝えたいのか、どのように伝えたいのか、自分たちで考える必要があります。

そして、子どもたちと一緒に学び、成長し、未来を創っていく必要があります。私たちは、未来に生きる子どもたちのために、今できることを始めましょう。

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