この記事では、子どもに絵本を読んであげたいと思うときに、知っておきたいことについて詳しく解説していきたいと思います。
- 子供が絵本に興味を持ってくれない
- 子供にどうやって絵本を読んだらいいか分からない
- 同じ本を読むのに飽きてしまっている
このような悩みはありませんか?
子どもが絵本を好きになってくれれば、子どもの感受性・創造性・理解力の向上で、将来の子育てストレスは軽減します!
幼少期から絵本を読み聞かせてあげた子どもの方が、言語理解力が上がり、早くから大人が言うことを理解できるようになります。
すなわち、子どもに教えるときや何か悪いことを教えるために叱る際、子どもの理解がきちんと進みます。
子どもが自分で理解して、自分で動けるようになればなるほど、子育ての負担が減り、子どもの成長が楽しくなります。
どうやって絵本を読んだら、もっと子どもが興味を持ってくれるか、解説してきます。
子供に興味を持たせ創造力を高める|絵本を読む方法8選
子どもの成長は目覚ましく、子どもにとっては毎日が新鮮です。
好きなことならいつまでも同じことをしているかもしれません。
私たちは子どもたちが自分の未来を選べるように、サポートしてあげる必要があります。
その一助となるのが、絵本を読むということであり、その延長線上に、本を読む、自分が知りたいことを自分で調べて理解する、勉強が楽しくなる、ということがあります。
その始まりが「絵本の読み聞かせ」です。
もちろん、子どもの様子に合わせて、難易度や方法を調整したり、興味のある本を選んであげることが重要です。
では、どのような方法で子どもに興味を持たせればいいでしょうか。私が実践してきた8つの方法を説明したいと思います。
- 工夫して読む
- 物語を予測させる
- 物語で起こったことを聞く
- 絵の観察
- 感情の理解
- 配役をして一緒に読む
- 物語の続きを考える
- 物語を自分で再構築する
①声やリズムを工夫して読もう!
妊娠中から言葉がまだ出てこな時期は、絵本を読んであげることになります。
リズムを変えたり、音の大きさを変えてみたり、物語に出てくる音を声で表現してみたりして、脳を刺激してあげます。
②物語を予測させるクイズを出そう!
物語の次の展開を予測させるクイズを出すことで、子どもの想像力を刺激します。
例えば、「次に何が起こると思う?」や「このキャラクターは何をすると思う?」などの質問を出して考えてもらいます。
質問していくと、子供も少しずつ考えるようになっていきます。
この質問のいい所は、何をこたえても肯定的に反応できるところです。
「そうだよねー、よく自分で考えられたね」とほめてあげることで自信をつけることができます。
③物語で起こったことを聞いてみよう!
絵本を読み終わった後に、その内容について聞くことで、子どもの興味がどこにあるかと、次につなげる会話をすることができます。
例えば、「物語の最後で何が起こった?」と聞いて、答えが出てきたら、「教えてくれてありがとう、すごいじゃん」と伝えることで、子どもにも満足感が出ます。
④絵の中には何がある?!
絵本をよく観察させ、その絵に何がいるかや何があるかを聞くことで、言葉と考える力を鍛えます。
例えば、「このページには何匹の動物がいる?」や「このキャラクターは何色の服を着ている?」などの質問を出します。
⑤どんなことを思っているかな?
物語のキャラクターが、どのような感情を抱いているかを尋ねることで、子どもの感情理解力、すなわち相手の立場に立って考える力を育てます。
例えば、「このキャラクターはどう感じていると思う?」や「何でこのキャラクターは悲しいの?」などの質問をしてみます。
⑥本を使って一緒に演じよう!
物語を親と子で分担して読むことで、一人で読む練習と同時に、子どもの共感力を養います。
例えば、「もしあなたがこのキャラクターだったらどう思う?」や「楽しい?悲しい?」などの質問をします。
⑦物語の続きを考えてみよう!
物語の続きを考えてもらったり、途中から違うお話を考えてもらうことで、子供の想像力と自由な発想力を鍛えます。
例えば、「この物語が終わった後、キャラクターたちは何をすると思う?」などの質問を出すことができます。
⑧物語をまねっこして自分で作ってみよう!
物語の一部を途中で変えて、新しいストーリーを作らせると、子どもの創造力を鍛えられます。
物語を作ることは、最初は難しいと思うので、親が例え話を作ってあげたほうが良いと思います。
これまで読んできた書籍や漫画をもとに壮大な冒険で子どもを楽しませましょう。
絵本読み聞かせ|育む3つの力
絵本読み聞かせには、成長に不可欠な3つの力を育む効果があります。
豊かな想像力を育む
絵本の世界は、現実とは異なる無限の可能性に満ち溢れています。
読み聞かせを通して、さまざまな情景や登場人物を想像し、創造性を育むことができます。
日常で触れ合わない言葉を覚える
絵本には、日常生活ではあまり使わないような言葉や表現がたくさん使われています。
読み聞かせを通して、子どもは自然な形で語彙や表現力を身につけることができます。
親子のコミュニケーションツールとして使おう
絵本を読み聞かせながら、子どもに優しく語りかけることで、親子の心の距離が縮まります。
温かいコミュニケーションは、子どもの情操教育にも効果的です。
絵本から自分でできる子へ|日々気を付ける3つの秘訣
具体的に読み聞かせる際に気を付ける秘訣を説明していきます。
秘訣1:無理して読み聞かせようとせず、親が楽しんで読む姿を見せる
子供は親の行動を模倣する傾向があります。
親が絵本を読むことを楽しんでいる姿を見せることで、子供は読書が楽しい活動であると感じるようになります。
親が読書に対して積極的で楽しむ姿勢を示すことは、子供にとって非常に刺激的です。
この方法では、読書を強制するのではなく、自然と子供が興味を持つように導きます。
秘訣2:直ぐ取れるところに置くべし、見えないのは無いと同じ
絵本を子供が容易に手に取れる場所に置くことは、彼らが自発的に読書を始める機会を増やします。
例えば、低い本棚や子供部屋、居間のテーブルなど、子供が日常的に過ごす場所に絵本を置くと良いでしょう。
絵本が目に見える場所にあると、子供は自然と手に取りやすくなります。
絵本をみえるように置くインテリアをお探しの場合は、以下も参考にしてください!
秘訣3:子どもにあわせた趣味とタイミング、読んでほしいにできるだけ答えよう
子供の興味や好みに合わせて絵本を選び、子供が読んでほしいと感じた時に応じることが重要です。
子供が関心を持っている話題やキャラクターの絵本を選ぶことで、読書への興味をより深めることができます。
また、子供が読書を求めるタイミングにできるだけ応じることで、読書がポジティブな体験となり、継続的な習慣につながります。
まとめ|未来への扉を開く絵本読み聞かせ
絵本の読み聞かせは、子どもの成長にとって非常に重要です。
子どもが楽しめる8つの手法を意識しつつ、まずは、無理して読み聞かせようとせず、親が楽しんで読む姿を見せましょう。
そして、本は直ぐ取れるところに置きましょう。
本を読み聞かせるときは、子どもにあわせた趣味とタイミングを見て、読んであげてください。
子どもはしばらく気分屋です。
読みたいときもあるし、他に興味がいっていて見向きもしないときもあるし、眠い時もあるし、走り回りたいときもあります。
興味を持ってくれるまで地道に頑張りましょう!
絵本読み聞かせはいつまで続ける?
本を自分で読み勉強している親御さんに聞くと、子どもがもう読まなくて良いよ、という年齢まで続けています。
多くの場合、3歳くらいまでは絵本が大好きで、読み聞かせを求めてくることが多いでしょう。
しかし、中にはもっと早く興味を失ってしまう子もいれば、小学校に入学してからも読み聞かせを希望する子もいます。
子どもの個性に合わせて、無理強いせず、楽しく続けられる方法を見つけてください。
未来につながる子どもへのプレゼント
絵本読み聞かせは、子どもの想像力を育み、未来への扉を開くかけがえのない経験です。
愛情たっぷりの語りかけ、言葉のシャワー、親子で一緒に楽しむ時間、この3つの秘訣を意識しながら、絵本の世界を存分に楽しんでください。
また、絵本読み聞かせは、子どもの想像力を育むだけでなく、語彙力や表現力、読解力、思考力、コミュニケーション能力など、さまざまな能力を高める効果が期待できます。
絵本を通してさまざまな価値観や文化に触れることで、子どもの視野を広げ、豊かな人間性を育むこともできます。